僕らのポプコンエイジ とは…

1969年、アマチュアのための作曲コンクールとして合歓の郷で始まった「ポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)」。ここから、井上陽水、佐野元春、長渕剛、世良公則、玉置浩二、中島みゆきなど、数え切れないほどの実力派ミュージシャンが羽ばたいていきました。
 
ポプコンと並行してヤマハは、バンドを対象とした「ライト・ミュージック・コンテスト(LMC)」、関西の「8.8 Rockday」や関東の「EastWest」、そして各国のアーティストを日本武道館に結集させた「世界歌謡祭」なども開催。新たな音楽が生まれる土壌を整えるとともに、テレビとラジオの双方で展開した音楽番組「コッキーポップ」を通じ、コンテストで生まれた楽曲の数々を全国へと発信し続けました。
 
地区予選や周辺のコンテストまで数えると、1970〜80年代中盤までに登場したフォーク・ロック系ミュージシャンのほとんどがヤマハの洗礼を受けたといっても過言ではありません。チューリップ、オフコース、サザンオールスターズ、シャネルズ(ラッツ&スター)、チェッカーズ、久保田利伸…大成したアーティストだけでも枚挙に暇がないほどです。
 
そしてまた、その時代をともに過ごしたリスナーたちも同様です。アーティストと思いを共有し、一体となって、新しい音楽のムーブメントを築き上げていったのですから。
 
音楽は常に思い出とともにあり、自分が歩いてきた人生と切り離せないもの。いわば永遠にきらめく宝物ですが、それがあの頃の名曲たちだと胸を張って思える世代が、まさしく「ポプコンエイジ」なのです。
 
あなたの人生を彩る、大切な1曲は何ですか? あなたも心の同窓会に参加しませんか? そして、ポプコンエイジを代表するアーティストたちと一緒になって、楽しいステージを作ろうではありませんか。

懐かしい思い出を呼び覚ます名曲の数々はもちろん、当時では考えられなかった夢のコラボレーションなど、趣向を凝らしたステージと心弾むひとときがあなたを待っています。

TEXT:中崎あゆむ