NEWSFのお送りするライヴリポート(5月公演編)

Fのお送りするライヴリポート。と言っても音楽的なことは伝える才能はないので、私の目線で見たこと感じたことお伝えできればと思います。
ご覧になった方はふんふん、そうだったなあと思い出して頂き、ご覧になってない方は、ちょっと見たくなるなあ、と思って頂けたら嬉しいです。そしてそんなあなたには、まだギリギリ間に合いますよ、アーカイヴ配信。

それでは、ポプコンエイジ2021オンラインのはじまりはじまり~!

ステージには、もうお馴染みのバンマス、コーラス、ピアノ、そしてすべてのアレンジを一手に引き受けてくれてる澤近泰輔さん、天野滋さんの愛弟子のギター、コーラス円山天使さん、お洒落なリズムを刻んでくれるコーラス、パーカッション鯉沼彰さん、のツワモノ三人が控えています。

オープニングはキャスト全員が登場、アカペラのハモで始まる「カントリーガール」。
この曲で一気にポプコンエイジの世界に突入です。
ヤマハプロダクションの後輩たちによる谷山浩子さんのカバー、浩子さんが見てくださってるといいですね!
ほのぼのふんわりした後のステージ上には、細身のネイビーのスーツに赤をアクセントにしたオシャレなコーディネートの高原兄さん、そしてサングラスをかけた元少女?のハニーちゃんとブルーのネッカチーフを巻いたルーシーちゃん。
イントロですぐそれとわかる「完全無欠のロックンローラー」の始まりです。二人の可愛いレディを従えて、キレッキレの動きと歌でステージの熱量がいきなり上がります。
アクリル板で仕切られている席で観ているChageさんも伊丹さんも楽しそうに笑いながら拍手で盛り上げでくれています。
そして2曲目は1人残って「同じ一発屋の親方、円さんの夢想花」と曲紹介……。お二人共素晴らしいヒット曲を書いている大作曲家なのに相変わらず自虐ネタが得意の高原さんです。
とんでとんで〜からは澤近さん(かつて大阪の円バンドのキーボーディスト)と力強く男っぽい二声コーラスで見事に締めくくります。
歌い終わった後は、汗と息切れではあはあして私達を笑わせましたが、パフォーマンスは最後まで息切れすることなく見事な歌いっぷりでした。
そしてリレートークで呼び込んだのは、ふわりと風に揺れるような濃い蒼のワンピースに身を包んだ晴日さん。
クロストークの後、第13回ポプコン本選会グランプリ曲の「 さよならの言葉」。
八神純子さんもカバーしましたね。
やわらかでやさしいひだまりのようなヴォーカルで綴られた唯一無二の晴日さん版「さよならの言葉」が誕生しました。
2曲目はデビュー曲「コーヒーハウスにて」。晴日さんの男性ファンからは未だに人気No.1の曲です。17歳の少女が歌った同じ歌を、40年の歳月を経てなお進化し続けている晴日さんの大人の女バージョンで届けます。
晴日さんが語っていた「音楽はその時代の空気を纏うもの」ですが、こんな時代にこそゆったりとした時代の歌が求められるのかもしれません。
コロナで不安なこの時期にいただく「あたたかい珈琲」心に沁みました。
そして伊丹さんがステージへ。晴日の歌を、蒼い深い海に漂っているような気持ちで聴いていたと。素敵な表現ですね。
え?晴日さんが青い服だったから?←伊丹さんに叱られますね、ごめんなさい。
伊丹さんの最初の曲は、ご本人グランプリ受賞の「 街が泣いてた」。
天使さんのかき鳴らすギターと伊丹さんの弾く小さなベースのイントロ、かっこいい!
ビンテージジーンズに赤いシルクのスカーフに黒のハットにサングラス、ステージはいきなりロックテイストに包まれます。
う〜む、こんなに歌上手かったっけ?と思うほどの進化を遂げている伊丹さん。←またまたごめんなさい!
ハスキーなのにダイナミックレンジのヴォーカル、圧巻です。
2曲目はツイストの「燃えろいい女」。
長くて細い足を上げたり広げたり、歌もパフォーマンスも伊丹さん流、とてもセクシーでした。
隣で。ハニーもルーシーも、素敵!と言ってましたよ←(優子さんと晴日さんのことです…)。
客席からはひゅうひゅうの嵐!でした。
そして伊丹さんが客席に呼びかけてChageさんと高原さんがステージへ。
メインの伊丹さんを挟んで下手にChageさん、上手に高原さんで構成されたオッサンズ……。
いえ、チェッカーズの「涙のリクエスト」が始まりました。
サポートメンバーも参加するコーラスワーク、練習の成果、きれいにハモっています。
多少照れながらの三者三様のフリも可愛くて、小屋の中のスタッフも少年少女に戻って一緒に手を振っています。
楽しくてほのぼのした素敵なオッサンズ、いえ、チェッカーズ、でした。
そして伊丹さんが残ったステージには緊張した面持ちの石川優子さんが現れます。
以前コンサートで共演したお話などで盛り上がっている後ろにギター発見!
優子さんのステージの始まりです。徐ろにギターを抱えて歌うは「Take Off Today」
シンデレラサマーのアルバムの一曲め、ですね。アイドルのイメージの強かったユッコさんのシンガーソングライターとしてのアーティスティックな一面が堪能できる爽やかなナンバーです。とても緊張してるのが遠くからもわかるくらいでしたが、かっこよかったですね。
少し緊張が解けたユッコさん、晴日さんを呼び込んでステイホームの時のお話などが続きます。
第3回作曲コンクール(ポプコンの前身、合歓の郷で開催)入賞曲、オフコースもかつてカバーしたという名曲「サルビアの花」。
主旋律を歌い分けることで、それぞれの持ち味が十二分に生かされています。
即席ながら息もぴったりのユニットが奏でる情感たっぷりの美しい仕上がり、味わってくださいね。
そしてそして…
まだかなあ、そろそろかなあ、と思ってらっしゃるあなた、はい、お待たせしました。
Chageちゃあ〜ん!の呼び声とともに客席から上がって並んだ二人。
ゆっこさん曰く、一年に一度の逢瀬、織姫と彦星、だそうです…。 
緊張で喉が渇くのに水を飲み忘れるゆっこにChageさんがツッコミを入れたり、楽しいトークが続きます。
お互いの気持ちがピッタリと寄り添ったこの曲、笑顔で歌う二人にキャストスタッフも手拍子で盛り上げます。(Chageさんの目はサングラスで見えませんがきっと楽しくて垂れてるはずです!)
曲のシメは毎年恒例、ゆっこさんが後ろを向いてバンドに合図して、飛んで、じゃ~んと終わる、お約束の終わり方、でした。
ご覧になった方達も楽しんで頂けましたか?
そして賑やかな余韻の残るステージに1人残っだChageさんが歌うのは・・・
1975年のポプコン優秀曲、佐々木幸男さんの「君は風」。大好きな曲だと言ってましたが、オリジナルとはレシピが異なり、甘くロマンチックなテイストの一品、いえ逸品、となりました。
そして次は、もうお馴染みのバラード「 終章(エピローグ)」 。
何度聞いてもどこで聞いても、青春の傷みや切なさがふつふつと胸にこみ上げてくるエバーグリーンな曲です。
ふうっと昔のことを思いだして少し感傷的になったところで………
全員オンステージのエンディングです、時間が経つのはあっという間ですね。
かつてたくさんの方にカバーされ、最近では宮本浩次のカバーがとても素敵でしたけれど、そう、「あなた」です。
主メロをそれぞれが歌い継いでいくスタイル、それぞれの個性が楽しめる贅沢な「あなた」 です。澤近さんのキラキラした華やかなアレンジのピアノが、エンディングをドラマチックに盛り上げてくれます。
皆さんも口ずさんでくださったのでしょうか。
今回はキャストの方のコーラスや歌い分けが多くて負担かけてしまいました。その分皆さんには楽しんで頂けたのではないでしょうか?
カバーはオリジナルを越えない、という意見を巷では聞くことがあります。
今回のこのアプローチは皆さんにとってどんなものだったのでしょうか?
長い間音楽の世界でキャリアを重ねて、そして若い頃、ポプコンという熾烈なコンテストをくぐり抜けてきた実力派のキャストの方々が歌うカバーは、それぞれの解釈と個性で紡がれた魅力あるひとつの新しい作品だと私は感じました。 
皆さんのお声もぜひ聞かせていただければと思います。

カメラマン:大西 基

このアーカイブは5月29日(土)00:00~5月30日(日)23:59の48時間
チケットはまだ購入できます → https://l-tike.com/popconageonline2021

6月公演のチケット(プレリクエスト先行)
受付期間:5月21日(金)10:00〜5月30日(m日)23:5
チケット受付はこちらから → https://l-tike.com/popconageonline2021
※6月公演のアーカイブは6月26日(土)00:00~6月27日(日)23:59の48時間を予定しております。
▶ 視聴チケット:3,960円(税込)